能登七尾の都市近代化と近代建築 : 七尾市の歴史的市街地に関する調査報告(2)
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概要
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能登七尾における幕末の激動は、藩の軍艦所・語学所設置や英国船入港などに現れており、それは伝統的な庶民生活に新たな時代の兆しを伝えた。この軍艦所施設は、石川近代建築史の嚆矢と位置づけられる。しかし七尾の中心部の歴史的市街地が近代的変容を始めるのは、明治の大火や七尾線開通以後であり、さらに庶民生活にまで影響が及ぶのは大正以降のことであった。本稿は、七尾市の歴史的市街地に関する調査報告(2)として、この都市の近代的変容や近代建築の諸相をめぐって、その概要をまとめたものである。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 2002-06-23
著者
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