津幡町における子どもの遊び空間についての一考察 IV : ひみつきちの様態にみる「ひみつきち遊び」の特性について
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概要
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本稿の目的は, 「ひみつきちの様態」について「ひみつきち遊び」事例報告から明らかにすることである。研究の方法としては, 具体的な「ひみつきち遊び」の内容の特徴を著書から抽出し, その事例文をもとに考察を行った。その結果, 「目的」に関連する「秘密にする」「隠し事をする」「禁止をやぶる」「趣味に没頭する」の4種, 「対象」に関連する「シンボル」「珍しさ」「宝物」「無駄」の4種, 「雰囲気」に関連する「薄気味悪い・得体が知れない」「想像・別世界」の2種の計10種の「ひみつきちの様態」に分類することができた。この項目の特徴を分析した結果「ひみつきち」は非日常の別世界の象徴であるとの仮説を得た。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 2002-06-23
著者
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