実験用口蓋床が味覚閾値に及ぼす影響 : 装着2週間後の変化
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概要
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義歯の装着によって,口腔内環境が変化すれば,舌および下顎の運動は影響を受け,またそれに伴いさまざまな感覚も変化するが,これらは時間的経過の影響を受けるといわれている.義歯の装着後に味覚の変化を訴える患者に対して,その原因を調べるとともに,時間的経過によってどの程度味覚を回復させるのか,また四基本味のすべての味質が同様の傾向であるかを知ることによって,臨床上より正確で素早い対応を行うことが可能になると考えられる.本研究は,義歯装着後の時間的経過が味覚に及ぼす影響を探ることを目的とし,実験用口蓋床を装着して,装着直後および2週間装着後における四基本味の味覚閾値について検討を行ったものである.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1996-08-01
著者
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