再構築矢状断CTと矢状断断層撮影法における顆頭位の測定精度
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概要
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顎機能障害者には顆頭変位が高頻度に認められることが報告されており,これらの患者に対するスプリント療法や咬合の再構成において,顆頭を関節窩の適切な位置に修正することの必要性も指摘されている.顆頭位の診査には従来よりX線撮影法が応用されているが,CTにおける顆頭位の測定精度については十分検討されていない.本研究では,冠状断からの再構築矢状断CTと矢状断断層撮影法における顆頭位の測定精度について比較検討を行った.その結果,CTでは検討したすべての関節において測定誤差が小さく,断層撮影法に比較して,顎関節の解剖学的形態による影響の小さいことが示唆された.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1995-12-01
著者
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