注入型レジンと硬質レジン歯の接着強さについて

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概要

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著者らは,長年にわたり注入型レジンについて研究を行い,この種床用材料が義歯製作においてきわめて有用であることを明らかにしてきた.一方近年,耐摩耗性を著しく向上させた硬質レジン歯が開発され,臨床において多用されている.本研究では,3種類の硬質レジン歯に対して各種基底面処理を行い,2種類の注入型レジンとの接着試験を行い,これらの材料を使用する際の注意点について検討を加えた.その結果,人工歯基底面に対して,接着助剤処理あるいは基底面一層削除を行うことによって,十分な接着強さが得られることがわかった.また,人工歯の基底層を除去した場合についても検討を行い,各症例に応じた人工歯と床用レジンの組合せを選択することの重要性も示した。
1993-12-01

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