EMG visual biofeedback による顎関節症の治療効果
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概要
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正常者の片側ガム咀嚼時の両側咬筋浅部中央, および側頭筋後部の4筋により構成される EMG power coordination pattern は通常働側咬筋 (WMm) 優劣型を示すのに比べて, 顎機能異常者ではしばしばその pattern からの逸脱がみられる. 当教室では, 患者の storoke ごとの pattern を視覚化して表示する visual biofeedback (VBF) 装置 "Masticatograph" を開発した. 本研究では, 顎関節症患者8名を対象として, 周回の割で7週にわたって上記 VBF 装置による治療を負荷した. VBF により正常な pattern への移行訓練を行わせた場合 (BF) と, VBFを用いない随意の咀嚼運動 (NBF) とについて比較した結果, VBF効果の特徴を運動学的な面から明らかにすることができた.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1984-12-01
著者
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