関東地方におけるアルファルファタコゾウムシ(Hupera postica Gyllenhal)の分布
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概要
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アルファルファタコゾウムシは北米ではアルファルファの重要害虫であるが,西日本では蜜源用レンゲを加害して養蜂業に重大な被害を引き起こしている。2001年以降関東でも発生が確認されたため,神奈川を除く関東地方における分布を調査した。東京,千葉,埼玉,群馬の平野部ではほぼ全域に分布していた。茨城と栃木の北部ではアルファルファタコゾウムシを見つけることができなかった。アルファルファタコゾウムシはカラスノエンドウ,レンゲ,アカクローバ,シロクローバに生息していた。関東ではカラスノエンドウがもっとも一般的な寄主植物であった。関東の発生源について各県における発生年次と輸入農産物の検疫報告から考察した。
- 2004-02-15
著者
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柴 卓也
畜産草地研究所
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神田 健一
畜産草地研究所
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柴 卓也
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構畜産草地研究所
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森本 信生
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構畜産草地研究所
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神田 健一
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構畜産草地研究所
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