堆肥脱臭装置廃液の肥料としての利用と散布機の開発
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概要
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堆肥処理施設の脱臭装置(アンモニアガスを希硫酸に吸収させる方式)から排出される脱臭廃液(以下廃液と記す)の窒素(N)が肥料資源として利用できるかを検討した。廃液を基肥あるいは追肥として, N量にしてa当たり1あるいは2kg施用すると, 飼料作物は良好に生育した。a当たり4kg施用で生育はわずかに遅延し, a当たり8kgでは生育の明らかな遅延とそれに加えて枯死も生じることがあった。廃液と硫安の肥料効果をイタリアンライグラス栽培で比較したところ両者間には差がなかった。さらに廃液の散布機を試作し実用性を検証した。結論として, この研究は廃液が硫安の代替えN肥料として利用できることを示している。
- 日本草地学会の論文
- 2003-12-15
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