耳式体温計「ミミッピ」
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概要
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本品は、耳内で体温を測定する電子体温計である。全ての物体は、表面から赤外線を放射しており、この赤外線の量をセンサーで検知し、温度に換算することにより物体の温度を接触することなく知ることができる。プローブと称する先端部を耳内に挿入すると、耳内より放射された赤外線がプローブ内のライトガイドを通過し、赤外線センサーに導かれる。その赤外線の入射量に応じ、LSIで演算処理をし体温値を算出する。赤外線放射量は瞬時に捉えることができるため、約1秒で検温が可能となった。この技術を取り入れた新しい概念の体温計を商品化するにあたり、正確に、安全に、かつ使い心地の良いことを目標に、生体形状との適合性評価、心理的評価を重ねながらデザインを進めた。
- 日本デザイン学会の論文
- 1998-03-30
著者
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