エアートレーサー実験によるストリートキャニオンでの大気拡散に関する検討(III) : SRIストリートキャニオンモデルにおけるK値と上空風速の関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
エアートレーサー拡散実験で得られたデータをSRIストリートキャニオンモデルの風上側の濃度(C_L)予測式に適用して,係数瓦の最適値と上空風向風速との関係を検討した。その結果次のことが明らかになった。(1)キャニオンに対して直角な上空風が吹く場合,瓦は上空風速の増加につれで大きな値となった。(2)K値の上空風速への依存は,キャニオン内における風の鉛直方向の乱れ(σ_w)と上空風速(U_H)との関係から次式により説明することができた。K = α・〔(U_H + 0.5)(x^2 + z^2)^<0.5> + 2〕 / (σ_w・L)ここで,αは定数,X,Zはレセプターの座標,Lはキャニオンの幅である。
- 社団法人大気環境学会の論文
- 2004-03-10
著者
関連論文
- 40316 都市内緑地のヒートアイランド緩和効果の実測(都市緑地,環境工学I)
- 保水性舗装及び大規模緑地のヒートアイランド緩和機能について(都立日比谷公園における調査)
- 第14回世界清空会議の概要
- P141 夏季東京都心周辺における積乱雲の発生時の下層風系 : 2004年8月10日の事例
- 3B1128 大気中ホルムアルデヒドの一次排出と二次生成比率の解析(5物質-1ガス状物質,一般研究発表)
- P-26 郊外における未同定VOCのOH反応性への寄与推定(ポスター発表)
- P-24 自動車排気ガスのOHラジカル反応性および反応性成分測定(ポスター発表)
- 1D0942 新規大気質診断法による自動車排気ガス測定(2手法-1計測分析,一般研究発表)
- OHラジカル寿命観測による都市大気質の診断II : 東京都心部における総合観測
- 大気中VOC組成と発生源寄与の解析