ロングライフ商品のデザイン特性について
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概要
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ロングライフ商品のデザイン特性を明らかにするために, ロングライフデザイン賞商品と伝統的工芸品および一般商品をとりあげ, 商品の視覚イメージを評価するイメージ調査および商品の機能を評価する現物調査を行った。イメージ調査では, イメージを構成している因子として, 審美性, 簡潔性および重厚性の3因子を抽出した。ロングライフデザイン賞商品は審美性, 簡潔性に, 伝統的工芸品は重厚性において優れた評価を示す傾向があることを明らかにした。現物調査では, 商品の機能を機能性, 使用感および愛着感の3段階に分け調査を行った。その結果, イメージの上では異なった傾向を示したロングライフデザイン賞商品と伝統的工芸品は一般商品と比較して, ともに使用感, 愛着感において優れた評価を示す傾向があり, ロングライフ商品には人の感情に触れる要素が特に重要であることを明らかにした。
- 日本デザイン学会の論文
- 1998-01-31
著者
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