ニッポンシロフアブ幼虫の省力的飼育法
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概要
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水滴の連続供給, および水棲性であるイトミミズの給餌による, ニッポンシロフアブ幼虫の飼育装置を考案した。本装置では, 飼育環境での腐敗はみられず, 1∿2週間に1回の餌の補給だけで食い残し餌の除去が不必要なため簡易・省力的に管理が行える特徴をもつ。また, 自然飼育室と環境制御飼育室(17℃恒温, 16L : 8D)に設置した本装置から翌年, 前者では7∿8月, 後者では3∿4月に成虫が羽化し, この装置はさまざまな環境下でのアブ類の発育を調査するのに適していると考えられる。なお, 本装置によりシロフアブ, アカウシアブ, アカアブでも同様に飼育することができた。
- 1991-12-15
著者
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