京都市における水田から発生する蚊の防除対策
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概要
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京都市では日本脳炎対策の一環として水田から発生する蚊の防除対策を1965年から実施した。蚊の発生源の調査から始まり, 各製薬会社から提供された浮遊粒剤の室内および野外での試験の後, 1967年から毎年7月, バイテックス粒剤またはEPN粒剤のヘリコプターによる水田への散布が, 1977年まで実施された。効果判定の結果, 散布後3∿4週間水田からの蚊の発生をおさえることが明らかになった。しかし近年におけるコガタアカイエカの著しい減少は, 全国的な傾向でもあり, 蚊防除の影響のみとは考えがたく, 他の要因, とくに除草剤の使用の影響について言及した。
- 1981-09-15
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