悪性グリオーマの治療戦略 : 特に腫瘍摘出における術中超音波診断の有用性と補助療法について
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概要
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悪性グリオーマの治療の基本は, 可能なかぎりの腫瘍摘出と有効な補助療法を行うことである.脳の偏位を伴う悪性グリオーマの摘出に際し, リアルタイムの情報を得, ナビゲーションになり得る術中超音波診断を応用し, 機能を重視しつつ, gross total removalを目指す.緩解導入療法として, 拡大局所照射にACNU, CDDPを併用し, 骨髄抑制に対しM-CSFを定期的に使用する.また維持療法は外来でACNU, CBDCAを投与する.このプロトコールにおける初期緩解導入の画像診断上の奏効率は66.7%で, 50%生存期間は約2年である.さまざまな工夫をして機能指向型手術を行い, 高いQOLを維持する患者指向型維持療法が強く望まれる.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1999-06-20
著者
-
杉山 一彦
広島大学医学部脳神経外科
-
有田 和徳
広島大学医学部脳神経外科
-
栗栖 薫
広島大学医学部脳神経外科
-
井川 房夫
広島大学脳神経外科
-
岐浦 禎展
広島大学 脳神経外科
-
栗栖 薫
広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 脳神経外科
-
原田 薫雄
公立三次中央病院脳神経外科
-
大庭 信二
広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 脳神経外科
-
富永 篤
広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 脳神経外科学
-
富永 篤
鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科総神経外科学
-
濱 聖司
広島大学 脳神経外科
-
岐浦 禎展
広島大学医学部脳神経外科
-
大庭 信二
広島大学医学部脳神経外科
-
富永 篤
広島大学医歯薬学総合研究科先進医療開発科学講座脳神経外科学
-
岐浦 禎展
広島大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経外科
-
貞友 隆
独立行政法人国立病院機構東広島医療センター脳神経外科
-
井川 房夫
広島大学医学部脳神経外科
-
岐浦 禎展
広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 脳神経外科
-
原田 薫雄
広島大学医学部脳神経外科
-
貞友 隆
広島大学医学部脳神経外科
-
濱 聖司
広島大学医学部脳神経外科
-
吉岡 宏幸
広島大学医学部脳神経外科
-
栗〓 薫
広島大学医学部脳神経外科学教室
-
井川 房夫
島根県中央病院
-
富永 篤
広島大学医学部脳神経外科
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