Laryngeal maskとpropofol静脈麻酔を利用した覚醒下開頭術 : 運動領野近傍腫瘍摘出におけるcortical mappingのために
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概要
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われわれが行ってきた覚醒下手術の方法を紹介するとともに, 覚醒下で運動領野近傍の腫瘍摘出を行った34例を対象に, 術中の問題点と患者の心理面に対する影響について検討した.その結果, 7例において以下のような問題点が生じ, 覚醒状態を維持できなかった.精神的あるいは肉体的苦痛が2例, 痙攣が2例, 脳腫脹が3例であった.また, 方法論的には患者のストレスを最小限に抑えつつ手術を安全に円滑に進められるといった観点から, 開閉頭時, propofolを用いたTIVA(total intravenous anesthesia)としlaryngeal maskにて気道を確保し, 腫瘍摘出中のみ覚醒させる方法が現時点では最も優れていると考えられた.
- 1999-05-20
著者
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