lntradiploic epidermoid cystの1例 : 画像所見を中心に
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概要
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25歳女性の左頭頂骨原発類上皮腫の症例を報告した.頭痛が持続したため脳神経外科を受診し, 偶然発見されたものである.頭蓋骨に発生する類上皮腫は稀な腫瘍である.頭蓋単純X線撮影にて辺縁に骨硬化像を伴う2カ所の骨透亮像を示し, 単純CTにては骨破壊部に一致し, 境界明瞭で低吸収域を呈する病変が描出された.一方骨条件CTでは, 病変が板間層から進展して内板・外板双方を破壊している状況がうかがえた.MRIでは病変はT1強調画像にて高信号域に囲まれる低信号, T2強調画像にて高信号域として描出された.当該症例は, 2カ所の病巣が同時に存在した点が特徴的であった.手術により全摘し, 病理組織学的診断は類上皮腫であった.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2001-12-20
著者
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