腰椎すべり症に対するCotrel-Dubousset instrument を用いた後方内固定術
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概要
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前屈位で増強する腰痛,両側膝蓋健反射底下とアキレス健反射万進を呈し,L_4腰椎のすべり,および椎体・関節突起・黄色靱帯の変性肥大による脊髄・脊髄根の圧迫が認められた74歳の女性に,椎弓・関節突起切除,黄色靱帯除去,Cotrel-Dubousset(C-D)instrumentationを施行した.手術翌日より腰痛は消失し,術後2日目からは患者は外固定装具を着けることなく独歩可能となり,6カ月後の現在に至っている.放射線検査で,生理的前蛮を保ったまま腰椎のすべりが矯正され,thecaが減圧されているのが確認された.従来の方法と比べて多くの利点を有するC-D instrumentationを,手術手技を含めて紹介した.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1993-01-20
著者
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風川 清
国立循環器病センター
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風川 清
国立循環器病センター脳神経外科
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風川 清
福岡大学脳神経外科
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新島 京
国立循環器病センター脳血管外科
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米川 泰弘
国立循環器病センター脳血管外科
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Sundaresan Narayan
マウントサイナイ医科大学脳神経外科
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米川 泰弘
チューリッヒ大学脳神経外科
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