等輝度矩形光源に依る書光能率
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概要
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光源が書光である場合に、矩形の採光面による中庭や室内の任意の點 P に於て採光面に垂直又は平行なる平面を考え、斯様な平面上に在る P 點の書光能率を夫々 U_n, U_p とすれば、その値は下式によつて算出し得る。但し内壁面の反射等による影響は考へない。[numerical formula] 茲に採光面の二邊は b, l とし、P 點はその一邊 b を含み採光面に垂直なる平面上にあり、且その b 邊の一端から採光面に立てた垂直上 d なる距離にあるものとす。而して E_s は全天空による水平面照度 E_n は P 點に於いて採光面に垂直なる平面の照度 E_p は P 點に於いて採光面に平行なる平面の照度 とす。 本稿に於ては巳に一般に知られてゐる上記の式に於て 1) 上式の計算に必要なる [numerical formula] の値を算出し、且その圖表を示した。 2) b, d, l を知つて U_n, U_p の値を求める圖表を示した。 3) P 點に於て、矩形の各頂點とを結んで出來た所の角を知つて U_n, U_p を求める圖表を示した。以上の三項目の中で 2) を示すのが本稿の主目的である。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1933-07-05
著者
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