事業の組み合わせ更新におけるテーマ・ポートフォリオの重要性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
企業は長期的に成長を遂げるために、事業の組み合わせを更新し続けることにより市場の変化を乗り越えなくてはならない。自社内研究開発による事業育成を主にする日本の製造業の場合、研究開発の成果が事業創造に大きな影響を与える。従って、企業内で同時進行する様々な研究開発テーマをポートフォリオとして扱うことが、事業の組み合わせ更新のマネジメントに有効な指針となる。規模の拡大を望むのが難しい現在、重要になるのが既存資源からの削減のマネジメントである。 本研究ではこのテーマ・ポートフォリオの概念を提唱する。また、この概念を分析のフレームワークとして用いて、その妥当性を示していく。カメラ業界は既存事業としてカメラ事業を有し、既存事業をもとに新規事業を展開してカメラ産業の飽和傾向に対応してきた業界で、モデルとして最適であると思われる。
- 研究・技術計画学会の論文
- 1998-10-25
著者
関連論文
- 事業の組み合わせ更新におけるテーマ・ポートフォリオの重要性
- RDにおける組織的対話の構造と業績に及ぼす影響
- 「ファイナンスのOR」研究部会・終了報告(ペーパーフェア)
- 特集にあたって(オプション理論とその周辺)
- 「ファイナンスのOR」研究部会報告(ペーパーフェア)
- 手数料を考慮したコール・オプションの評価
- 週次収益率による有効フロンティアの計測
- 平均分散ポートフォリオ選択モデルによる投資シミュレーション(経営・金融)
- 効率的ポートフォリオを構成する資産数について(金融)
- 平均-分散アプローチにおける有効フロンティアの高速解法
- 故磯部喜一先生の御逝去を悼む
- 経済計算における指標の安定性(経営学の回顧と展望, 日本経営学会五十周年記念)
- 柴川林也著『投資決定論』
- R&Dのアライアンス・アウトソーシングの実践--パートナーの戦略的活用による人材育成と相互学習の深化 (特集 「オープン・イノベーション」の再検討)
- R&Dのアライアンス・アウトソーシングの実践 : パートナーの戦略的活用による人材育成と相互学習の深化(「オープン・イノベーション」の再検討)