「ケース・ライティング」
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概要
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近年, ようやく日本の大学でも教授法に関心を持つ人が増えてきている。教授法の一つにケース・スタディあるいはケース・メソッド教育がある。現在, 学部教育の中でケース・スタディを実施している人は極めて限られた先生達にすぎない。ケース・スタディは系統的に経営学を学ぶというよりも, むしろ経営の問題を体験的に学ぶ授業形式であるが, 我々大学教員は, 学生に対してより良い授業を提供するために講義方式を補完する教授法-ケース・スタディ, シミュレーションなど-を授業のなかで実践していく必要がある。そこで, 一昨年秋広島県立大学で, ケース・メソッド教育に対する理解を深めるため「ケース・ティーチング・ワークショプ」を実施した。日本の大学で, ケース・メソッド教育が普及しなかった原因の一つに使用しうるケース教材が不足していることがあげられる。今回, ケース・メソッドによる教育を普及・発展させるため, ケース・メソッド教育に関心をもつ教員, 大学院博士課程学生などを対象に, ケース開発のプロセスを理解することを意図としたワークショップ「ケース・ライティング」を設ける。
- 日本マネジメント学会の論文
- 2001-06-22
著者
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