規制と規制緩和が競争環境に与える影響 : 石油製品流通における業態形成に関する19カ国の比較研究
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概要
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ガソリン業態は、諸外国においてサービス・ステーションからコンビエンス・ストア併設及び無人化(自動販売機化)が急速に拡大している。これらの業態展開の起点となったのがセルフサービスによる給油システムであった。しかしセルフサービス方式の給油に対しては直接的な運営規制だけでなく、各国においてさまざまな規制が行われ、その結果、普及の速度と程度は大きく異なってきた。ガソリンスタンドは、建設規制、枠規制、営業許可制度に代表される参入規制、小売業の一つとしての各種運営規制、環境規制などによって拘束されてきた。しかし現在では一部の国と地域における社会的規制の名目で行われている経済規制を除けば、競争制限的規制はほぼ姿を消している。本報告は、これらの各種規制の中で特にセルフサービス業態の進展に影響を与えてきた規制について検討し、業態の普及と規制に関する要因についてまとめたものである。
- 2000-06-16
著者
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