欧州のプロジェクトマネジメントの能力体系 : 学際実践科学への知の統合
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概要
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日本経済の不況で大学卒業者が就職に悩み, 熟練者が早期退職を迫られている.知識労働者が停滞産業から成長産業へ円滑に移動しえない理由は二つある.経営者は新産業を創造する発想転換と手法への関心が薄く, 個人も学習方向や能力表現が既存社会流の延長線上にある.潜在能力の強化と顕在化により職業人基準に整合させる能力体系が, コンピテンス・ベースライン(competence baseline)の発想である.プロジェクトマネジメントは知識・情報社会における横断事業領域で新事業実現や生産性向上を目指す実践手法として, 政府, 産業界, 大学教育, 欧米で急速に浸透している.グローバル標準の知識体系として米国のPMBOKは, 良く知られているが, 欧州のICBへの認知度は浅い.そこで, 両体系の比較を意識しつつICBの基本思想と内容を考察し, 学際的実践科学における知の統合の視点で分析する.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2000-08-15
著者
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