PRMLを用いた記録容量25GB相変化光ディスクの信号処理方式について
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概要
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記録容量25GBという高密度相変化型光ディスクの記録再生へのアプローチとして、波長405nmの青紫光源とNA0.85の対物レンズを組み合わせたヘッドと、カバー層厚0.1mmの光ディスクを用いて、(1, 7)変調符号、D8-15変調符号とPRMLの組み合わせたシステムについて性能検証を行った。MTFモデルを使った理論シミュレーションから(1, 7)変調方式には、PR(1, 2, 2, 1)ML方式が、D-815変調には、PR(3, 4, 4, 3)ML方式が最適なPRML方式であるこが分かった。実際の記録再生実験により、両変調方式ともに、従来の2値化方式よりも再生マージンの大幅な改善が見られ、PRML後のBERで比較すると、ほぼ同等の性能であることが分かった。これらの実験結果から、(1, 7)変調でも、D8-15変調でもPRML信号処理方式を用いれば、記録容量25GBを実現できることが明らかとなった。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2001-07-27
著者
-
中村 敦史
パナソニック株式会社デジタル・ネットワーク開発センターストレージメディア開発グループ
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中村 敦史
松下電器産業株式会社 AVコア技術開発センター ストレージメディアグループ
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南野 順一
松下電器産業(株)光ディスク開発センター
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南野 順一
松下電器産業株式会社光ディスク開発センター
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東海林 衛
松下電器産業株式会社光ディスク開発センター
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宮下 晴旬
松下電器産業(株) 光ディスク開発センター
-
中村 敦史
松下電器産業株式会社 メディア制御システム開発センター
-
宮下 晴旬
松下電器産業株式会社 メディア制御システム開発センター
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