成長に伴う顔の構造的変化に対する顔認知の頑健性について
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概要
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幼児期から成人期にかけて顔は構造的に変化するが、幼児期の顔(5歳前後)と成人期の顔(20歳前後)の間で同一人物であるという認知が成立するか女子学生を被験者とした3つの評定実験によって検討した。3つの実験とも、同一人物対と異なる人物対の間には有意な評定値の差が見られたことから、構造的に変化した顔の間に何らかの共通性を認知することができると結論づけることができる。実験2では、成人期顔に対する既知性が同一性判断にポジティブな影響を及ぼすことが示された。実験3では、幼児期・成人期ともに特異顔と判断された顔対での同一性判断成績が優れていることが示された。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1999-07-16
著者
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