成長に伴う顔の構造的変化に対する顔認知の頑健性について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
幼児期から成人期にかけて顔は構造的に変化するが、幼児期の顔(5歳前後)と成人期の顔(20歳前後)の間で同一人物であるという認知が成立するか女子学生を被験者とした3つの評定実験によって検討した。3つの実験とも、同一人物対と異なる人物対の間には有意な評定値の差が見られたことから、構造的に変化した顔の間に何らかの共通性を認知することができると結論づけることができる。実験2では、成人期顔に対する既知性が同一性判断にポジティブな影響を及ぼすことが示された。実験3では、幼児期・成人期ともに特異顔と判断された顔対での同一性判断成績が優れていることが示された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-07-16
著者
関連論文
- 口唇裂口蓋裂者の表出した笑顔に対する認知(「感性情報処理の基礎と応用」及びヒューマン情報処理一般)
- 口唇裂・口蓋裂児の鼻の変形の知覚的顕著性の検討
- 口唇裂口蓋裂児の対人場面における視線逸脱行動--年齢要因の検討
- 口唇裂・口蓋裂児の鼻の形状の顕著性について
- 顔部品の検出に対する笑顔の影響(「感性情報処理の基礎と応用」及びヒューマン情報処理一般)
- 口唇裂・口蓋裂者の顔の印象評定における笑顔表出の効果
- 変形を伴う顔における笑顔の知覚と変形の知覚
- 顔の部品と相貌印象
- 重症熱傷患者に対する心のリハビリテーション
- 成長に伴う顔の構造的変化に対する顔認知の頑健性について
- 成長に伴う顔の構造的変化に対する顔認知の頑健性について