VTRにおけるディジタルFM信号処理方式の検討
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概要
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輝度信号をFM変調して記録再生するVTRにおいて, 周波数特性を劣化させることなくS/Nを向上させるには, 再生FM信号を入力とするイコライザの特性を, 下側帯波強調・上側帯波抑圧にすれば良いことが知られている.ところが, ビデオ信号が黒レベルから白レベルへ急峻に立ち上がる部分で, ゼロクロス点が消失し易くなり, その結果, 反転現象が生じ易くなる.このため, 従来の特性が固定されたイコライザでは, 反転現象に対するマージンを確保するため, 反転現象の生じにくい画像におけるS/Nを犠牲にしていた.そこで, ディジタル信号処理を適用し, ゼロクロス点の欠落を検知することにより, 反転現象の有無を検出し, サンプリング点ごとに適切なイコライザに切り換える方式(ダイナミックイコライザ)を開発した.これにより, 反転現象を生じさせることなく, S/N改善が可能であることをシミュレーションにより確認した.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1996-01-20
著者
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渡部 美代一
三菱電機株式会社映像情報開発センター
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藤原 直久
三菱電機株式会社映像情報開発センター
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畠中 恵司
三菱電機株式会社映像情報開発センター
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白崎 義之
三菱電機株式会社映像情報開発センター
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川辺 貞信
三菱電機株式会社映像情報開発センター
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畠中 惠司
三菱電機株式会社映像情報開発センター
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畠中 恵司
三菱電機株式会社
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