民生用VTRに対応したダイナミックトラッキングシステム
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概要
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VTRの高画質化を図る一手法として,ヘッド幅を狭くしトラック幅に一致させる方法があるが,記録したVTR以外のVTRで再生を行うとトラック曲りの影響が顕在化する.この問題を解消するために.トラック曲りにヘッドを追従させるDTF(Dynamic Track Follwing)制御が不可欠である.今回,信頼性およびコスト的な面で有利な,センサ類を搭載しない電磁駆動形のアクチュエータを用いてDTFシステムの検討を行った.まず従来のウォブリング方式では充分な制御帯域が確保できないことを示す.次にマイクロコンピュータを用いて1トラックを複数の制御ブロックに分割し,ブロックごとに山登り制御を行う方式について検討した.まずアルゴリズムを明確化し,トラック曲りの変化に対応可能であることを示す.そして本方式により約150Hzのトラック曲りに追従可能となる.更に,ファジー推論により推定したトラックずれ量に基づいて,トラック曲りを探索する時間間隔の可変および探索の停止を行い,トラック曲り追従に要する時間の短縮化と再生画像の安定化が図れることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-02-25
著者
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渡部 美代一
三菱電機株式会社映像情報開発センター
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高野 博夫
三菱電機株式会社映像情報開発センター
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藤原 直久
三菱電機株式会社映像情報開発センター
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畠中 惠司
三菱電機株式会社映像システム開発研究所
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畠中 惠司
三菱電機株式会社映像情報開発センター
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高野 博夫
三菱電機株式会社映像システム開発研究所
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