伝送路歪みを考慮した軟判定ビタビ復号器の設計(アナログ・デジアナ・センサ, 通信用LSI)

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概要

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デジタル通信システムにおいて、受信された信号は復調部で復調されたあと、伝送路歪みが推定され、その除去が行われる。後段では、誤り訂正処理を行い所望のデータが得られる。伝送路歪みの推定により、歪みの大きい伝送ではエラー率が大きく、歪みの小さい伝送ではエラー率が小さくなるという判断が可能である。したがって、伝送歪みから伝送路の信頼性(Confidence)を推定し、その推定値(Confidence Factor[1])を後段の誤り訂正部で活用することにより全体の誤り訂正能力を上げることが可能である。本稿では、地上波デジタル通信を例にとり、OFDM復調およびエラー訂正として軟判定ビタビ復号を前提に、復調部で生成されたConfidence Factorをビタビ復号器で有効利用する方式について述べる。性能評価としてMATLAB Simulinkを用いたシミュレーション結果と、FPGAによるデモシステム設計について述べる。
2002-09-27

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