創薬における探索薬物動態スクリーニング(III) : 膜透過性及びCYP1A2の阻害活性に対するin silicoモデルの検討
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概要
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コンビナトリアルケミストリーの発展により化合物ライブラリーの数は百万を越え, 週に何十万もの化合物が多くの生物学的ターゲットに対してスクリーニングされている. これに伴い多くのリード化合物が見出されている. さらに開発候補品のディベロッパビリティにおいて動態代謝特性が重要な要因の1つであるとの認識が深まり,優れた薬物動態プロファイルを伴った開発候補品を見出すため探索動態グループに対する要求が年々高まってきている.このような状況下において, 溶解性, Caco-2膜透過性及び代謝安定性試験などについてハイスループットスクリーニング(HTS)への取り組みが行われてきた. しかしながら, 探索動態試験におけるHTSは時間と労力を必要とし, 評価できる化合物の数は最大でも生物学的ターゲットに対するHTSの1/100から1/10000と限られている. 近年, 合成化合物の体内動態特性を予測するためのin silicoモデルが検討されている.特にpolar surface area(PSA), molecular weight(MW), 脂溶性(logP)及びhydrogen bonding(HB)の数などの種々のパラメータが用いられ, 薬物の膜透過性又は経口吸収性の予測が試みられている.
- 社団法人日本薬学会の論文
- 2005-01-01
著者
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松田 健一
バイエル薬品(株)中央研究所探索薬物動態分野
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小村 弘
バイエル薬品(株)中央研究所探索薬物動態分野
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茂本 友貴枝
バイエル薬品(株)中央研究所探索薬物動態分野
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河原 亥一郎
バイエル薬品(株)中央研究所探索薬物動態分野
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阿野 理恵子
バイエル薬品(株)中央研究所探索薬物動態分野
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村山 洋子
バイエル薬品(株)中央研究所探索薬物動態分野
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森脇 俊哉
バイエル薬品(株)中央研究所探索薬物動態分野
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吉田 長弘
バイエル薬品(株)中央研究所探索薬物動態分野
-
小村 弘
バイエル薬品中央研究所
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