UCA-RB-Root-MUSICによる複数目標に対する測角性能検討
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概要
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通常のMUSIC(MUltiple SInal Classification)を用いた2次元(方位角,天頂角)測角では,評価関数の2次元掃引は必須である.ここで,アンテナ配列が等間隔円形アレーの場合,天頂角方向の掃引のみで2次元測角を可能にするUCA-RB-Root-MUSIC(Uniform Circular Array-Real Beamspace-Root-MUSIC)が提案されている.この方法は,2次元測角でありながら評価関数の掃引を1次元にできる利点を有しているが,原理的にボアサイト方向の推定精度が低下するという問題点がある.本稿では,当該問題を解決するための提案方法である,仮想アレー変換に基づく天頂角シフトの適用方法を示す.また,1目標到来時,並びに,2目標到来時におけるシミュレーションを実施し,本提案方法の有効性を確認する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-08-23
著者
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