ハッシュ関数を用いたIPネットワークのパッシブ遅延変動測定法における記憶領域削減と測定誤りの回避(インターネット)
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概要
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パケットの遅延変動はIPネットワークの重要な品質尺度である. 遅延変動はアクティブ測定とパッシブ測定のいずれを用いても測定できる. この中で, パッシブ測定はユーザトラヒック自体を観測するので, ネットワークの状態を乱すことなくユーザが体験する遅延変動を測定できる利点がある. しかし, パッシブ測定ではパケットとタイムスタンプの記録に膨大な記憶領域が必要となる問題点がある. この問題点の解決法として, ハッシュ関数を用いて短いデータ長でパケットを同定する手法がある. しかし, この手法ではタイムスタンプ記録に要する記憶領域に改善の余地があり, かつハッシュ関数出力値の衝突により測定に誤りが発生するという課題がある. 本論文はハッシュ関数を用いた遅延変動測定において, タイムスタンプを可変長符号化することで更に記憶領域を低減するとともに, ハッシュ関数出力値の衝突による測定誤りを回避する方法を提案する. 実験を通じて提案方法が正しく遅延変動を測定することと記憶領域の削減が実現されることを確認する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-01-01
著者
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