IP/eビジネス管理とSLA : NGN(次世代ネットワーク)サービスにおけるカスタマ主導の合意形成
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概要
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インターネットプロトコル(IP)が, あらゆるメディアのデファクトプロトコルとして使われ, このプロトコルを前提としたIPネットワークやIPサービスが, 通信のインフラストラクチャとしてはん用化され, 更には, このインフラを前提として, いわゆるeビジネスといわれる, ネットワークを介してのビジネスやサービスの効率化や多様化が急激に進められている.このように, 一方では標準化・はん用化が進められ, 一方では, し烈な競争が展開されているIP/eビジネスサービスのプロバイダにとって, サービスの差異化の切り札としてのカスタマが納得できるSLAの確立が急務となっている.従来のSLAは, プロバイダが一方的に, 自分たちのサービス提供能力を提示する手段として扱われることが多かった.SLAは, 基本的には, SP(サービスプロバイダ)とカスタマとの間で, それぞれのポリシーに基づくネゴシエーションを通して合意に達したサービス提供の有り様を規定するものである.したがって, 必ずしも数値化されて示されるとは限らず, カスタマにとってサービスの実感を反映し, 知覚され, かつ容易に検証が可能なオープンな指標である必要がある.本稿では, SLAについて, サービスの定義, レベルの表現方法, 合意形成の形態について, カスタマの視点から解説する.
- 2006-01-01
著者
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