47. パーソナルコンピュータにおける放射線治療計画 (第 5 報) : NC マシンとのシステム化(治療-3 補償フィルタ)

概要

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1. パーソナルコンピュータを用いた放射線治療システムは治療患者のCT画像を3次元に再構成し治療計画を行う。その際フィルターを必要としたとき作図されNCマシンで製作される。2. この作成されたフィルターは不均質組織の補正、体輪郭厚変化の補正、ファンビームラインを考慮した精度の高いフィルターを作成する。3. パーソナルコンピュータフィルター情報はNCマシンとオンライン、オフラインで接続され、NCにより3軸同時制御で自動切削出来る。4. 加工材料は日常使用頻度の高いアルミニュウム、鉛、アクリル樹脂である。5. フィルターの製作とは別に、図形作成用ソフトCADを使用して、日常必要とするウエッジフィルター、Phブロックなどの補助具が自動切削で製作される。又、このデータを保存しておくことで、必要なとき、何度でも製作することが出来る 6. コンピュータのデータ転送による自動切削とは別にハンドルを用いて手動による切削が出来るので汎用型工作機として多様な使い方が出来ると考えている。以上のようにNCマシンとのシステム化によって今日論じられている標的線量の最適化を1歩前進させることが出来、将来有効な手段であると考えている。
公益社団法人日本放射線技術学会の論文
1990-08-01

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