輕合金の點熔接に就いて(第 II 報)
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概要
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輕合金板の點熔接は航空機の多量生産と不可分の關係にありながら, その應用は部品の範圍を多く出でず。未だ全面的の使用に至つてゐない。今後重要部分の鋲接を點熔接にて置換へるためには各方面から技術的に解決すべき問題が殘されてゐる。著者は先にAl-Cu合金の如き共晶合金に就いて點熔接するときの熔融及び凝固現象を明かにした。併しこれは共晶合金を例にとりたるため, この結果から得たる概念で以つて直ちに實用材料の點熔接現象を類推することは多少無理であると考へ, 本報に於てはD_2,SDの如き現用航空機材に近い成分について検討せし結果を報告する。かゝる問題は我が國に於て既に二, 三の研究發表があるがその金相学的の概念が著者の見解と異つてゐることを指摘し, 且つ割れの機構に就いて述べることにした。
- 社団法人溶接学会の論文
- 1944-12-25
著者
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