佐賀藩勘定所大目安京保10年度1725-安政4年度1857のメタデータ集合記述
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
戸時代の九州鍋島家佐賀藩にかかわる膨大な藩政史料(鍋島報效会)が佐賀県立図書館に架蔵されている。その一つに「御物成井銀御遣方大目安」という藩財政における収入支出(通常・臨時)を記述した年度別収入支出勘定帳簿百年分(うち96年分連続)が存在している。これを翻刻してデジタルテキスト化(7MB)し、また年度毎の収入支出対照表(8MB)に転換させた。さらに収入や支出を構成する勘定項目について時系列分析を可能にする125年連続の数値表(5MB)に組み替える作業も行った。作成したデータセットを「佐賀藩勘定所大目安」と名づけた。このデジタル化作業を実施していく中で、この勘定所大目安というデータの塊についてのメタデータを抽出し、百年分についての集合記述を試みた。またフルテキストおよび年度毎収支表についての作成手続きについて凡例記述を行った。本報告は、このメタデータ記述がデジタル化されたデータセットの真正性・信頼性・再現性を保証する手立てであることを論ずるものである。
- 情報知識学会の論文
- 2002-05-18
著者
関連論文
- 江戸屋敷人数・江戸屋敷費用および参勤交代費用--宇和島藩・松江藩・大垣藩を事例として (特集 江戸と江戸時代--学際的に見る) -- (歴史の中の江戸時代)
- 佐賀藩勘定所大目安京保10年度1725-安政4年度1857のメタデータ集合記述
- エンコーデッド アーカイヴァル デスクリプション EAD : SGML-XMLの応用形として
- 「佐賀藩勘定所大目安 : 享保10年度(1725)〜安政4年度(1857)データベース化のための基礎作業と若干の分析成果」(情報知識学会 人文・社会科学系部会主催 : 第14回 歴史研究と電算機利用ワークショップ)
- エレクトロニック・レコードーマネイジメントとメタデータ記述 : 国際アーカイヴズ標準化規格策定の基準
- アーカイヴズ : その特質をライブラリイおよびミュージアムと比較する
- 記録管理教育と専門職養成 : 文書館学教育の立場から (1997年大会予稿集)
- 会長からのメッセージ : 情報資源の有効化-記録管理学の位置づけ
- 徳川期商家の給与・退職積立金および勤務規定