ネットワーク設備管理のための分散処理プラットフォーム

概要

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ネットワーク設備管理システム(OpS)は、網の監視/試験/制御を行うため、次の条件が望まれている。(1)24時間運転(公衆網は24時間保守する)(2)新設備/サービスの導入に即応(サービス競争対応)(3)設備導入・保守運用の低コスト化従来、24時間連続運転を必要とするシステムは、大型計算機やフォールトトレラント計算機(FTC)にて構築されてきたが、これらはハード故障などによる不測の故障停止には強いが、ソフトのバージョンアップなどによる計画停止が必要であった。しかし、交換機等のネットワーク設備は2重化構成により、故障停止も計画停止もほぼ無停止で走行するためにネットワーク設備管理システムも長時間の計画停止は許されない。一方、分散処理技術を用いることにより、小型計算機(WS)を複数LANで接続し冗長構成をとることで、24時間運転システムを安価に実現することが可能となる。本稿では、OpSを分散処理方式で構築するためのプラットフォームの構成を示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-09-05