大規模災害時における通信網早期復旧方針の検討
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概要
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阪神大震災を契機とし、総合的な災害対策が緊急の課題となっている。通信の分野においても、大規模災害に備えて、あらかじめ、被害・復旧対策の効果をシミュレーションによって推定する試みがなされている。想定される資材の集中度(ある局舎に復旧資材をどの程度集めるか)や被災設備復旧優先順位の設定による復旧時間短縮の効果を推定、比較することのできるシミュレータ「通信網復旧評価シミュレータ」も報告されているが、現実の災害復旧計画に資するためには、計画的なシミュレーション実験によって、復旧方針の効果を合理的に検証する必要がある。本報告では、このような検討として、中継網を対象としたシミュレーション実験を試み、得られた結果を述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05