光導波路アレイにおける固有モードの解析
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概要
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高機能を目指した光素子の集積化において、レーザ、カプラ、スイッチ等のアレイ素子が製作されている。その中で基本構造となるのは光導波路のアレイ構造である。導波路を近接配置した構造では、導波路間での光結合によって結合導波路系での固有モードを生じる。このモードの解析にはモード結合理論を用いたものが多いが、強結合での解析には限界を持っている。多くの場合、同形状の導波路が等間隔に配置されることから、本研究では導波路アレイ構造を誘電率が周期的に変化する構造として、波動論から解析を行っている。この方法では強結合を含めた解析が可能であり、アレイ構造を一括して取り扱うため境界条件が減り、導波路数に関わらず同一の式で処理できる。ここでは特に隣接する導波路での界分布が同位相となるモード(1モード)と、逆位相となるモード(Nモード)を取り上げ、その伝搬特性を分散性、界分布に注目し解析した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
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