周波数逓倍レーザの雑音特性解析 : 励起方向による特性変化

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概要

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周波数逓倍固体レーザ (FDSSL) は、比較的簡単な構成で高強度の可視/紫外光を得られる等の利点から盛んに研究が行われ、既に実用化されて久しい。近年では、半導体レーザ (LD) を励起光とした小型システムが各所で開発され、その耐久性の高さや優れた電力効率により、急速に普及している。 LD 励起 FDSSL は、励起光の強度揺らぎが小さいことから、超低雑音化の可能性を有する。これまで、単一周波数発振時には、ショット雑音レベルを下回る良好な雑音特性(スクイージング)が得られることが分かっている。しかしながら、共振器内部の光強度の変化と雑音特性の変化との関連を詳しく取り扱った例は少ない。特に、不飽和利得が光の進行方向に沿って変化する端面励起型については、筆者の知る限り報告が無い。本論文では、リング共振器を用いた端面励起型 LD 励起 FDSSL について、出力高調波の雑音解析を行った結果を報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-08-13

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