燃料電池を入力とする系統連系インバータの制御技術
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概要
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近年、電気および熱エネルギーの有効利用により地球環境保護やエネルギー源の多様化に有効な燃料電池を用いたコージェネレーションシステムが脚光をあびている。燃料電池は直流電力を発生するが、一般の配電網や通信用に通用されている分散給電方式は、交流給電が用いられており、これらとの適合性を確保するため、燃料電池出力に接続したインバータを介しての系統連系が用いられる。この場合、インバータは系統との連系機能を備え、燃料電池は商用電源と電力分担を行って運転される。したがって、系統連系機能を持ったインバータは負荷条件に加え燃料電池および商用系統とのインタフェース条件を満足する制御技術が必要となる。本稿では燃料電池を入力とした場合の系統連系インバータとして、電圧制御形および電流制御形インバータをとりあげて、制御技術およびその得失について考察する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
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