系統連系インバータの運転制御
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概要
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近年、地球環境保護やエネルギー源の多様化に有効な燃料電池を用いたコージェネレーションシステムが脚光をあびている。燃料電池は直流電力を発生するが、商用の交流配電網と系統連系して運用するため、インバータを介して交流電圧に変換する。インバータの主変換部を複数のモジュールインバータにより構成する場合、燃料電池の信頼性、経済性の点からインバータは冗長構成を採らないのが一般的である。また、インバータは、燃料電池出力の有効利用を図るため、高力率運転を行う。本稿ではモジュールインバータの1台が故障した場合のインバータの運転特性、および高力率から負荷力率追従に変更した場合の運転制御特性について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27