圧電アクチユエータを用いた小型アダプティブ波長可変光フィルタの応答高速化

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概要

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波長可変光フィルタは、光アンプを用いたシステムにおける自然放出光雑音の除去、あるいは波長多重(WDM)網における波長チャネル選択等に必須のデバイスである。現在までに様々な波長可変フィルタが報告されているが、性能、コスト等の問題から実用化されているものは未だに無い。先に我々は、小型な圧電アクチュエータで干渉膜フィルタの角度を変化させる方式の波長可変フィルタとデジタル制御系とを組み合わせた、低コストで実用的なアダプティブ波長可変光フィルタについて報告した。このフィルタには応答速度が遅いという問題が有ったが、今回我々はフィルタ駆動部を改良し、応答の高速化に成功した。また、実用システムに応用した場合の性能検証のため、波長トラッキング実験とWDM系における波長チャネル選択実験とを行ったので報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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