高コントラスト低反射型カラーディスプレイ管
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
カラーディスプレイ管ではエルゴノミクスの観点から高画質化に対する要求が非常に強い。特に外光の画面への映り込みは表示性能を著しく劣化させるばかりでなく、使用者を疲れさせる原因となる。そこでわれわれは、高コントラスト低反射型カラーディスプレイ管を開発した。これは、表面にdispersive ARコートと称する2層式AR膜が形成され、高コントラスト・高解像度・高色再現性・帯電防止機能を特徴としている。下層に色選択吸収フィルタを用い、屈折率の波長依存性(分散特性)をもたせることで、広帯域にわたって反射率を低減でき、単純な2層式AR膜では得られない、自然色に近い反射色を実現した。正反射率を0.7%と従来の1/6におさえ、拡散反射率も約40%低下させてコントラストを向上させ、優れた表示性能を得ることができた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
関連論文
- 41cm色純度向上型カラーディスプレイ管の開発
- ス-パ-ブライトロンTMカラ-ブラウン管 (家庭用テレビ)
- 高コントラスト低反射型カラーディスプレイ管
- 2)漏洩電場対応低反射コーティング(情報ディスプレイ研究会)
- 漏洩電場対応低反射コーティング
- ブラックエンハンサ カラ-ブラウン管
- 41cm色純度向上型カラーディスプレイ管の開発
- ソル-ゲル法によるカラ-ブラウン管の選択吸収フイルタ-膜 (特集 ゾル-ゲル法による有機・無機複合材料)
- "microfilter"カラ-ブラウン管 (ディスプレイ用ガラス)
- マイクロフィルタ-管の秘密--輝度・コントラストを向上させる技術 (CRT100年の再出発--ディスプレイ新時代も下支え)
- (8)「ブラックストライプーハイコントラスト」カラー受像管(テレビジョン電子装置研究会(第64回)画像表示研究会(第20回))
- DQF電子銃ダイナミック感度向上
- 2-1-1 カラー受像管( ディスプレイ技術の最近の進歩)