モード整合法 : 安浦の方法と関連する手法
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概要
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本稿では,安浦のモード整合法(以後安浦の方法と呼ぶ)およびこれに関連するいくつかの手法-すなわち等価波源法や一般化された多極展開法-について平易な解説を行うことを試みるこれらの方法は,一様な媒質中における電磁界の境界値問題の計算機解法である.はじめに,境界値問題の例として完全導体で作られた柱体による平面電磁波の散乱問題を取り上げ,安浦の方法による解析の手順を説明する.つぎに,これまでに安浦の方法を用いて得られたいくつかの数値例をあげ,また安浦の方法に関連する手法の解説を行う.最後に補遺としていくつかの注意事項やこれらの方法の背景などについてふれることとしたい.なお,本稿を通じて時間因子はexp(jwt)とし,記述からは省略する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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