高速道路用チャネルを設定したダイナミックチャネル割当法の性能評価

概要

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移動通信の需要の急増に伴い、セルを小さくすることは必須である。しかし、セルが小さくなると、特に高速道路上の高速移動体(MSRE:Mobile Stations Running on Expressways)はハンドオーバーが多くなり、強制切断やチャネル切換が多くなる。著者らは都市を覆うサービスエリアに高速道路が存在する場合に、移動方向と速度の情報を考慮するSMD(Speed and Moving Direction)法を用い、MSREとMSREに比べ比較的低速である一般道路上の移動体(MSS:Mobile Stations on Streets)の使用チャネルをなるべく分けるようにした場合、MSREの強制切断とチャネル切換を少なく出来ることを示した。しかし、MSSの強制切断とチャネル切換に比べると非常に多いものとなった。特にサービス品質上強制切断は非常に重要な問題である。そこで本文ではMSREとMSSで使用するチャネルに枠を設定するチャネル枠付きSMD法(SMDcf:SMD with Channel Framework)法を提案し、その性能を評価する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18