ある種の並列分散システムにおけるブロードキャストスケジューリング(グラフ,ペトリ,ニューラルネット及び一般)
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概要
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複数のコンピュータをLANやWANなどで結合した並列分散システムが広く利用されるようになってきた.並列分散システムの重要な機能の1つに,システム全体ヘデータを配信するプロードキャストがある.ブロードキャスト処理は並列分散システムの性能に大きく関与し,この処理を短時間で完了する配信手順が望まれる.そこで,最適な配信手順を見つけ出すことを目的とした最小ブロードキャスト時間問題が数多く検討されてきた.この問題に対する従来の研究においては,複数の並列分散システムを結合してできる広域のシステムを対象とするものはあまり多くない.筆者等は,トポロジがあるSplit Graphで表される広域の並列分散システムに対する最小ブロードキャスト時間問題について考察しできた.これまでは,1対1のブロッキング通信におけるスケジューリングアルゴリズムについて考察したが,本報告では,1対多に拡張した場合やプロードキャストではなく,マルチキャストの場合のスケジューリングアルゴリズムについて考察する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-10-28
著者
-
篠田 庄司
中央大学理工学部電気電子情報通信工学科
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仙石 正和
新潟大学大学院自然科学研究科
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田村 裕
新潟工科大学工学部情報電子工学科
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仙石 正和
新潟大学工学部情報工学科
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田崎 太
新潟工科大学工学部
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篠田 庄司
中央大学理工学部
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田村 裕
新潟工科大学工学部
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仙石 正和
新潟大学工学部
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田村 裕
新潟工科大学
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