建物内のシールド付平衡ケーブルの電磁波故障対策に関する一検討
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概要
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通信ケーブルのシールドの接地方法はしばしば通信システムの雑音耐力上重要な要素となるが,接地の場合には高周波雑音により開放端に高い電圧が発生して心線に少なからぬ電流が生じる可能性があり,両端接地の場合には,装置間の電位差やAC電源系統からの誘導等でDC〜低周波の雑音電流もシールドを流れるため,通信線のコネクタの挿入・抜去時の過渡現象で周辺の通信システムに影響を与える可能性がある.この対策として,一端を接地し他端を高周波接地する混成接地とフェライトコアの効果について,建物内の数十〜百数十mの通信ケーブル(信号速度:64kb/s,信号レベル:1V[0-P],平衡回路)を対象に検討した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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