レーザ内部第二高調波発生における変換効率飽和による雑音増大
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概要
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レーザ内部第二高調波発生システムは、比較的安定に大出力の可視光を得られるなどの多くの利点を持つ。最近では、出力第二高調波のスクイージング特性も注目されており、標準量子雑音限界(SQL)の50%まで低減可能であることが示されている。しかし、従来の解析手法は2次の摂動に基づくものであり、また、共振器内部の光の空間発展も考慮されていない。我々は、共振器内を周回する光の空間発展を考慮し、自己無撞着法を用いて出力第二高調波の雑音特性を算出した。これにより、システムの動作点を定める二つの非線形現象:レーザ利得飽和と、非線形光学素子による基本波減衰の、いずれが支配的になるかによって、雑音の特性が大きく異なることを明らかにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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