人工的に粉砕した第三紀層泥岩の膨潤性について
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概要
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Soilの膨潤性や強度などの物理的性質はsoilの粒度・鉱物組成・soil粒子と結合したりまた単にsoil粒子間にある水の量と深い関係があることは従来より知られている。鉱物組成は定性的であれば比較的容易に求めることができる。またsoil中の水は単に含水比として検討されてきた。しかし,soilの物理的性質は構成鉱物の定量的な組成,粒度,soil粒子と間隙水の結合の度合といったものに支配される。この研究はsoilの膨潤性と最も関係の深い構成鉱物,すなわち,粒度が小さく,比表面積が大きく,界面活性度が高くそしてカチオンの置換容量が大きい粘土鉱物(ここでは主としてモンモリロナイト)の含有量とそのsoilの膨潤性,結合水量と膨潤性などについて,第三紀泥岩を粉砕して作ったsoilについて検討したものである。
- 一般社団法人日本応用地質学会の論文
- 1975-09-30
著者
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