岩石の動弾性係数と静弾性係数について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
岩石の弾性係数は測定のために加えられた応力の大きさと応力速度の関数である.応力速度が大きい程,応力が小さい程見掛けの弾性係数が大きくなる.このような力学的特性をもつ岩石は,塑性要素と遅延要素とが連続的に分布する力学的モデルで代表させることができる.この場合,個々の要素の定数は応力の大きさ,応力速度などによって変わるのでそれ程大きな意味をもっていない.岩石は固結の程度によって塑性的性質の顕著に現れる応力領域がある.これは岩石を力学的に研究する場合に重要なことである.
- 一般社団法人日本応用地質学会の論文
- 1973-09-30
著者
関連論文
- 地盤沈下累積変動量のブロックダイヤグラム化の試み
- 地盤データベース構築のための柱状図データ入出力プログラム
- 6 軟岩に属する泥岩層とその砕屑物の物理的性質について
- 神戸層群(中新世)泥岩の鉱物組成と物理的性質について
- 和泉砂岩の力学的性質 (I)
- 常時微動を利用した地下探査について
- 和泉層群(白亜紀)の硅化していない泥岩の風化についての二,三の研究
- 人工的に粉砕した第三紀層泥岩の膨潤性について
- 岩石の動弾性係数と静弾性係数について
- 岩石の強度ヤング率および弾性波速度
- 和泉砂岩の力学的性質 : II
- 堆積岩の粘弾性的性質
- 岩石の二,三の物理的性質
- 地すべり地における弾性波探査
- 弾性波探査による風化岩石のRippabilityについての研究
- 流水堆積物の応用地質学的研究